ぬくもりの表現
冬至が過ぎて一年は陰から陽に転じた。
毎日畳の目ひとつづつ陽が高くなり、
数分ずつ日没が遅くなっていく。
お花業界も先を行くのが常で
花材屋には春の花の素材がひしめいているし
ギフト部もバレンタインディ、ひな祭り、入卒祝いと
春春春へと向かっている。
しかし仙台の季節はこれからが寒さの本番で
冬将軍は次から次へとやってくるし
襟元のお洒落も防寒なしではまだまだ考えられない。
なのでついついわたしも「ぬくもり」を感じてもらえるような
作品を作ってしまう。
以前から気になっていた「フェルト」をグリーンの代わりに使用し
暖かさの代表格である真紅のバラとカーネーションを
フレームの中に閉じこめて、
「ぬくもり」を表現してみた。