イベント続き

6月に入ったとたんイベントが続く。
そして新しい仕事の話もやってきててんてこ舞い。


今年からは生花(フレッシュ)を多く手がけたいと思っている。
会場装花や店舗、旅館、などの活け込み、
日本家屋を活かす息吹になる楚々とした花飾りなど。


息吹とは活気とか生気、呼吸といった意味合いを持つ。
花のチカラとは観なくても、存在を認めなくても明らかに「生」と言った
気を放ち、あるとないとでの違いがある。


ここに活けてある花が綺麗だからイイとか、
場に花だけが目立つのではなく、
その場に相応しい息吹の花が活けられること、
それが花活け職人としてとても大事だ。

最近ホテルのロビーや料理屋などの
生花の活け込みをしている場所に行きその花を観ると
活けた人の気持ちが伝わってくるようになった。
素材、組み合わせ、葉の落とし方、全体の形など
ぱっと観て判る「気の持ち方、思いの持ち方」
これは自分の活け込みにも表れることだろうと思う。


毎週活け込みに行く先には感謝の言葉はもちろんだが
商売繁盛と働く人たちの健康を口に出して仕事を終えることにしている。
そして私が活けた花達が一週間良い息吹になるように、と
花を振り返りいつもこころで想う。