それは四年前にさかのぼる話

そろそろ井上佳香さんとの出会いを
書き留めておく時期かなと。


四年前のある日、知人がメールをくれた。
内容は、家を購入するのである人に風水を見てもらう、
星の診断書とやらも見るらしいのでついでに見てもらおうかと
子育てのことなど、いろいろ悩みを抱えているし…。
それで、風水と言えばコハマさん興味があるのではない?
相馬の方だけれど仙台にいらっしゃるので
良かったら一緒に行きませんか?
と、こんな感じだったと思う。


当時の知人の女性からのお誘いで
佳香さんに会うことになり、これが大きな種まきになった気がする。


そんなに親しくお付き合いさせていただいてもないのに
その彼女がわざわざ声をかけてくれたこと
その時は正直不思議な感じがした。


私は生まれ育った実家が工務店で、
父が大工の棟梁で、
地鎮祭や棟上げ式などの神事は父がやっていた。
そんな父の影響もあり、家相に興味を持ち、
父の書斎で家相の本を読み荒らしていた。


そんな私だからか、普段から何かが滲み出てきて、
前出の彼女が「風水ならコハマさん…」との運びになったのかなぁ。
とにかく、このお誘いの一声に今心から感謝しています。


で、佳香さんのこと。
彼女は気功師で「いのちの呼吸」と称される
「佳香式呼吸法」もあみ出し、
今まで約3万人の人を指導し
多くの人を助けてきたらしい。
その場でも誘導があったけれど、私はほとんど忘れている。
参加した私にはいろいろ驚きがあって、
それドコじゃないって感じだった。


いままで気功師とか、
そういう触れ込みないわゆる眉唾ものは私は苦手で、
なるべく避けるようにしていた。
というか、にせ物が横行している世の中で、
本物を探すのは難しいことだろうと、
ならば、騙されないようにしなくっちゃ、みたいな
防衛と言いますか、本当は興味があるから
避けるって、この心情わかります?


そこで佳香さんがやったこと、
まず、眼力で人を飛ばしました(驚・でもホント?)
彼女が気を動かし私は揺れてしまいました(驚・でもホント?)
そしてそして呼吸法の誘導の時、目を閉じたら
彼女の動きが紫の色になって、
目を閉じた私の目の中で見えたのですぅ。
なんだこれはって感じで…。
もしかして、本物?
怖い…。


そのあと、少しだけ個人で話す時間があり。
二人で対面したときには、
そりゃもう平常心ではいられなかった。
対話の中でひとつ覚えていることは、
「あなたといつか一緒にお仕事が出来ると素敵ね」
でした。
いやいやそんな恐れ多いというか、
中身の無いのが見透かされそうで怖いというか
だって私はまだまだ中途半端な人間やさかい(大阪人かっ!)
あなたとは対等に居れません…すごすご。


それからずっとずっと気になる存在。
仙台の大人の情報誌「りらく」に連載が始まった2年前(かな)
あぁ、とうとうこの人仙台にも来たっっと思い(佳香さんゴメンなさい)
りらくのエッセイを読み続け、佳香さんのブログも欠かさず読み、
大きな期待と失望の不安を持ちながら彼女を観察した。
昆虫を深く探ったファーブルみたいに…


余談だが、ファーブルと言えば「ファーブルの森」と言うブログがある。
友人が書いているので覗いて下さい。


佳香さんと出会い、時は流れ、
観察すればするほどやはりあの紫の光(オーラ?)は
本物の印だったのだなぁ、と益々興味津々に。


縁起は四年前、そしてたくさんの試行錯誤で私の三年間は過ぎた。


今年の始め、啓示がありたくさんのことを手放すことになり
やっとやっと、私は彼女の門を叩くことを決心した。



                               つづく


名取駅で行われた「杖の店歩歩」さんの
初夏のステッキフェア
その際に活けた装花
ニゲラ、大手毬など爽やかなアレンジ