踊り場

いざなみを立ち上げて、半年が経過。
先ずは「那智の結び塾」をスタートさせた。
先生以外は全くのボランティアで助けていただいている。
塾生が少ない先生は手出しを強いていると思う。
神社には使用お礼としての玉串料も何とか形に出来てはいる。
11月から来春までは社務所の暖が取れないので、
会場を那智が丘公民館に移し結び塾を続ける。
一般市民と同じ扱いなので使用申請を3ヶ月前に提出し、
空いていれば使えるというもの。
これでいいのだろうか。


10月15日に「那智の結びまつり」を開催予定。
結び塾の成果発表の文化祭と熊野那智神社の新しいお祭りとを
融合させた、いざなみプロジェクトが「借りる」のではなく
地元の活性と親しまれる神社の姿を目指す。


人が生き個性が尊重され今世の喜びを感じるには
この混乱の多い生活で疲れた身体と魂を真から癒し
「人間らしさ」「日本人らしさ」に帰ることが大切と思う。


神社は宗教というより、お湯の無い源泉掛け流し温泉みたいなところ。
心に衣をまとわず、裸になって誠の自分と向き合うところ。
そんな癒しの場所だから、私たち日本人は時ある毎に通い、
人生に節目を付けて生き、生かされていることを感じ、あらゆる事に感謝をする。
神の存在…それは個々の中にある。と思う。


そういうわけで、神社は言ってみれば無料源泉掛け流し温泉。
だから感謝しましょう。
お祭りをして賑やかにして、私たちの内にいる神様に喜んでいただきましょう。
そうすれば、私たちにも嬉しいことがたくさんあるはずです。


しかし、ゼロからスタートする神社での「おまつり」はとても難儀です。
資金がありませんから。
いや、知ってて始めたのですからやり続けるのですが、
これでいいのかと立ち止まるのも大切かと思ったわけです。
                 
                   色と光 なぜかホッとする

多賀城東北歴史博物館で「熊野信仰」展が開催されている。
私は熊野が大好きで、紀州和歌山の熊野三山巡りの経験がある。
日本全国で熊野神社の分社数は約3000と多い。
しかし 熊野速玉(新宮)、熊野本宮、熊野那智
と三社揃って勧請されているのは全国でも名取だけ!
こんな素晴らしい環境をもっと大切にして欲しい。


展示会では名取の熊野那智神社の「懸け仏」も展示されている。
6日には講演会もあり仲間と出向く予定にしている。
これをきっかけに、名取の熊野にも良い風が吹くことを祈るばかりです。