会長の独り言…

kohama012006-02-27

あれは1998年のこと、山形の後藤酒造店が始めた、小さなタンクのオーナーになる「別誂えの酒」の企画に飛び乗り早9年。
昨年末に醸し出された酒は余りにも美味すぎる…「八の酒」


過去の「壱の酒」「弐の酒」「さんの酒」「四の酒」「伍の酒」「六の酒」「七の酒」は全て 出羽燦々酒米)で精米歩合50%の吟醸酒だった。
毎年、生or火入れ、原酒or加水、澱引きor澱あり(にごり)と、さまざまなバリエーションで瓶詰めをお願いしている。
今年は末広がりのめでたい「八」番目と言うこともあり、幹事会で相談の上「大吟醸原酒」にした。
原価はもちろん上がるので会員からいただく会費も当然アップする。
挑戦でもあった。
ところがふたを開けてみたら、今までにないくらいリピートが続々なのだ。
しかも6本(少し割安になる)単位で会員のもとに行っている。
美味い美味いと…スゴイ反響。
先日行われた宴でも、予想を超えるさばけぶり!
(充分に用意してあったので全然かまわない)
蔵元後藤社長のご好意で毎回「仕込み水」をお持ちいただいているが、これをチェイサーにする為なのか酔い具合が皆さん幸せそうなのだ。


こんな幸せそうな顔と喜びの声を聴いてしまったら…大吟醸を貫くっきゃぁないでしょうね。


吟趣康会、大吟醸にはまる年かも、あ〜あ、贅沢な私たち。
えっ??そんなの会長一人の考えだけ〜って?
冷たいこと言わないでよー幹事の皆様ぁ。


写真は30ビューの窓辺に置かれた「仕込み水」飯豊連峰に降った雪が30年かけて地下水になりくみ上げられて、30層濾過されたもの。
これで米を研ぎ、加水され、米と麹が上質な酒になっていく。