行脚奴

先週の金曜からハマヤッコはアチコチ行脚しました。


金曜日には東鳴子の大沼旅館。
10年ほど前から定宿にしている
しっとりとした雰囲気のお湯自慢の宿。


先日の上海パーティで(NYパーティに引き続き)
波動スピーカーをお借りしたので、
お返しながら、お礼と、ついでに仕事仲間8人でお邪魔。
いつもの湯治棟に仙台から三々五々集まり、
三越の柿安ダイニングの惣菜をつまみに、
差し入れのグーググレコなどを愉しんだ。
もちろん温泉も三回入浴、
いつもながら湯ノ花たっぷりの善い湯でした。


大沼の社長は波動スピーカー「エムズシステム」の東北総代理店なのです。
五年前東北ではいち早く、波動スピーカーを旅館内に取り入れ、
6感で癒される温泉旅館を実践してきている。
ワタシも何時か絶対欲しいなーと思い続けていたら、
仙台で初めての波動スピーカーミュージックギャラリーを
プロデユースできそうな流れになり、
それがあまりに自然で、新感覚にとまどうようでした。
夜が明けてワタシはそんな仕事の話しもしつつ、
他のみんなも、山登りや、仙台へ仕事や、運動会やと
おのおのの生活に散って行きました。



ワタシはスタッフと一路山形。
ルートは赤倉温泉から尾花沢へ抜け、
寒河江で清流豆腐を求め、
山形県中山町の柏倉九左衛門家へ。


4,5日と日本画の大家である「石山太柏」の掛け軸展とお茶会が
柏倉九左衛門家と柏倉惣右衛門(通常非公開)を会場に開催された。
ワタシはNPO法人柏倉文化村の社員(仙台広報部)なのです。
それよりも16代ご当主桂子さんの身内に近い友人です。

石山太柏画伯は
昭和初期に活躍した日本画家。
柏倉家の分家である喜作家から出た画家の柏倉雪章に
日本画の手ほどきを受け、太柏画伯は生涯師匠はこの方のみと、
慕い続けた。
太柏は茶人でもあり、山形県上山市の「春雨庵」を
設計するなど茶道の世界でも活躍してきた。
今回はお孫さんの定龍齊石山宗幽さんが
太柏画伯の恩返しにと
柏倉家にて「石山太柏回顧展〜柏倉家と太柏」が企画された

掛け軸展の会場になっている九左衛門家の米倉(約100畳)は
かつて当家でお世話になった事がある日本画家の郷間正観先生が
恩返しにとギャラリーに改装して下さったところ。


ワタシは今回油絵画家のTAKAKOさんとそのマネージャーを
ここ柏倉九左衛門家に招待した。
TAKAKOさんは、公開された前蔵(柏倉家の迎賓館)や、
小堀遠州流のお庭や、どこもかしこも職人達の手による
贅を尽くした家の隅々をご覧になりご満悦のご様子。
ご当主の桂子さんも、TAKAKOさんを気に入って下さった。
いつかここでTAKAKO個展ができたら、と、
ひとつの一歩が進んだ感じでした。


5日は足を伸ばして山形蔵王へ。
どっこ沼あたりはすっかり紅葉し、
いつ白いモノが降ってもおかしくない準備が整っていました。


仕事そして桂子さん孝行、ついでに癒され、山の気をいっぱいに吸い込み、
今日からまた仙台を仕事場にするハマヤッコです。