自分の言葉の辞書

人前で話をするとき上がってしまうこと多いですよね。
自分もそうでした。
それが今では、吟趣康会の会長挨拶や、
仕事でパーテイのホステスや、
ボランティア組織代表としてや、癒しの学校校長としてなど、
面識のない方々の前で話すことにようやっと馴れてきた感じ。



ここ数年、いまではエタルニテの講師になった戸石氏と
行動を共にすることが多かった。
彼はプロの俳優さんであり演技指導の講師でもあるから、
おそらく「あがること」は克服していて、
一般人とは違う次元に意識があって、
表現うんぬんの域にいるのだろうと思う。



そんな彼からある時、挨拶の際ワタシがあがってしまい
頭真っ白の目(笑)をしていたら、
「自分の言葉で話しなさい」と背中を押されたことがある。
こんな当たり前のこと、しかし気づかなかったりすることを言われ
そっかー、と
すーらすーら挨拶した覚えがある。


挨拶の質は身の丈であるから、
かっこよく話そう、上手に話そう、と思うならば、
自分の通常を磨くことが大事なんですね。
そこにギャップがあるとボロっとなるもの。



いまワタシは、ブログも話し言葉も自分の中にある辞書を使う。
この「辞書」をバージョンアップしていくことは
本でも、他人の言葉でもなく、
それらを昇華して自分の中から出てきた言葉、
ソレが大事なんだとワタシは思う。


戸石講師の受け持つ「コミュニケーションアーツ講座」は
声を磨くことからその辞書を磨くことまで深く深く、
人を善い方へ導く、そんな講座です。
今の受講生達がどんな風に輝いていくのか、
校長として愉しみに見守っている今日この頃です。