大切な行事

4月20日は雑節が「穀雨」、十二直が「ひらく」
六曜が「大安」、二十八宿が「テイ」。
と、つまり(着物を裁ち着初めする以外)
何事を始めるにも行うにも最良の日、という日に当たる。


昨日書いたが、住友不動産プレゼンツ「いちにちだけの展覧会vol.1」
の開催日も暦を見て20日に決めた。


暦を見る…忘れられていくことかも知れない、
でも先人が、後世にとって必要だから守り続けてきたことを
私も微力ながら声にして、伝えたいと祈る。


しかし良い日が選べない、方角も難があるなど
どうしようもないことも多々あるのが常だと思う。
そこを補う手だては様々あることを知っているので安心だが
せめて、選べるときは善い日を選ぶことにしている。


そんな陰のことは、たとえクライアントに言わなくても、
たとえイベント参加者は知らなくても、
たとえ上手く行っても自分だけが判っていれば良いこと。


しかし相手が受け入れる(聴きたい)ならば
私はモチロン喜んで伝えることにしている。


そして4月20日はもうひとつ、
名取の熊野那智神社社務所
奉納音楽祭が執り行われる。


今年の初めに私が代表をしているいざなみプロジェクトの
おまつり担当ササキ氏から、奉納音楽祭開催の申し出があり
氏の強い意志を感じたので、OKし準備を進めてきた。
いよいよ明後日に迫ってきたなぁ。


全てボランティア精神の上で開催され
入場券などのお金は出演者の交通費や音楽機器のリース料に
そして、熊野那智神社への浄財にあてられる。
いや、お祭りに続きまた赤字だろう。


いざなみプロジェクトの活動を始めてあしかけ4年になる。
由緒ある熊野那智神社は少しずつ知れて来ている。
しかし地元の協力は未だ無い。


何度も自分たちの活動を反省してきた。
これで良いのだろうか…と。
でも私たちには宮司の溢れるような笑みがある。
いままで何度と無く裏切られてきた彼に
私は「継続」をココロに誓い、
宮司は心身の元気を取り戻して来ている。


宮司のココロがイベント成功の祈りをしてさえくだされば
私はそれでイイ、と思えるのです。


それに、なにか手伝いたいと志願してくれる若者には
涙が出るほど嬉しい。
いざなみプロジェクトが始まってからずっと
いつもいつも疲れているだろうに
フライヤーのデザインをしてくれている若者もいる。
ほかにもやりたいことはいくらでもあろうに、
雨の中チラシのポスティングをしてくれる彼らに
私も支えられ「継続」していける。


那智の奉納音楽祭

「祈り〜音霊(おとだま)〜」

平成20年4月20日(日)午後1時30分〜

入場券 1,800円

奏者 大地の子守歌 玉音
          中村美智恵

   薩摩琵琶   熊田かほり
 
   オカリナ   渡邊陽子


連絡先 NPOいざなみプロジェクト
    090-1496-7668 ササキ泰生
    090-3980-6179  小濱裕未

4月20日2つの大切なイベントを
行き来する私です。