[花しごと」いちにちだけの展覧会

花の魅力に花弁の質感がある。
赤い薔薇のビロードの表面は
歴史上の王女達を始め、多くの女性のココロを掴んできた。
また今満開の桜は天女の羽衣のように薄くはかない。
薔薇のように厚みのある花弁と違い
桜の花びらからはほのかな香りすらしてはこない。
五感から香りが欠けた桜、これがまたはかなさをよりいっそうかき立てる。


蘊蓄をもう一つ申しあげると、
プリザーブドフラワーの薔薇は様々な色をオーガニック染料で色づけしているが
実は元は赤い薔薇を脱色して使用している。
なぜなら、「赤」が一番花弁が厚いのだそうよ。


花の話から入ったが、
表面表現の魅力「マチエル」。
油絵ならキャンバスの表面、絵の具の盛り上がりや
ナイフの削り跡などのことだろうと思う。


友人で才能のある画家山口優子氏の展覧会「魅せるマチエル」が
4月20日日曜日いちにちだけ開催される。
場所は仙台市宮城野区榴岡3−1「シティタワー仙台五橋マンションギャラリー」


私の事務所ジェルブがナイスガイな仲間の会社と企画運営を担っている
仙台では新しい試みとなっていく企画の第一弾だ。


武者震いとともに内なるエネルギーの噴出(笑)を感じる。
きっと大好きなことを、気が置けない仲間との仕事で表現できるからだろう。


私も花で絵が引き立つようにするつもり。


動物病院のカウンター用のオーダー作品