金香梅の香り
今日の活け込みに金香梅を使った。
活けていて触れるたびに手と木の摩擦で
なんとも上品な薫りが漂い、良い気分に。
お生花時代に秋になると必ずといっていいほど活けたこの木。
ためてかっこよく活けるのが得意だった
(ためる=手の温かさでしなりえをこさえ、木姿を整える方法)
最近はプリザーブドフラワーでも
リペア&メイキャップといって
切れた花ピら、反り返った花びらなどを整えて
5分咲きや8分咲きなどに変化させるリペア(修復)と、
花びらをパールやラメで飾り付けるメイキャップというテクニックがあり
とても面白い。
反り返った花びらも手の温かさで
そっとそっと触れていると
美しく整った花びらに再生され
やっていてとてもとても愉しい!
そんな風に温かな手で人も触れられると
少しねじ曲がった気持ちや反り返った気持ちも
治ってしまうのかも知れない。
カウンセリングで言うタッチングですかね。
または「お手当て」かな。
こんな優しい気持ちで花と向き合い
美しく輝く作品になっていくのを観るこころも
私のレッスンで学んでもらうテクニックの土台として
大切なこととして重要視しています。
金香梅、見かけたらそっと触れてみて。
これは金華山の鹿、金つながり‥