門脇篤さんの取り組み

インスタレーション作家の門脇篤氏は
昨年10月開催の「那智の結びまつり」で
熊野那智神社にある、閖上の名前の由来である山門に
滝の御神体を毛糸アートでf表現してくれた方。
また、おまつりを見に来てくださる方が歩く山道に
5色の毛糸(東西南北と中心を守る5色)で
参道のような「誘い道」も表現してくださった。
(この写真をご参考に)


今、門脇さんが中心となり仙台市の繁華街、定禅寺通り
いちだいイベントが繰り広げられているので紹介したい。

プロジェクト
定禅寺通りアート・プロジェクト「けやきに花を」

【地区】宮城県
【分野】
まちづくり
学術・文化・芸術・スポーツ
【概要】
杜の都仙台・定禅寺通りを舞台としたスケール感ある
アート・プロジェクト。
まだまだ裸木のけやき並木に桜色を主調とした毛糸を結び、
桜色の回廊を出現、桜の名所・西公園から桜並木を
定禅寺通りまで延長します
期間4月16日〜22日

那智の結びまつりでお世話になったこともあり
いや、それよりも門脇氏がとても大好きなので
16日、差し入れの毛糸を携えいそいそと赴いた。



残念ながらご本人にはお会いできなかったが、
花冷えの寒い中、スタッフの方が二往復目の作業をされていた。
聞けば、30往復はしたいとか!!
欅にピンクの毛糸を張り巡らす、
しかもまとめてなんてやっちゃ〜いない、
一本ずつ一本ずつの地道な作業。
是非是非見にいき声をかけて差し上げてください。



アートとは需要の無いところから始まる。
しかし、この「無」から産まれたモノは
人にほっこりとした暖かい何かを
私たちに与えているような気がします。
ものつくりを「アーティストの自己表現」なんて、
そんな他人行儀に思わないでいたい。
そこには明らかな「対価」の見えない
無条件の愛があると、私は思うのです。
この無償の行為に目をそらさず、
ご自身で体感しに行ってくださいね、どうぞ。

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19日お昼の姿。まだまだピンクが増え続けます。