茎はすごいよ

今日はエンプレス活け込み日。
黒い花器にカラーを数十本アレンジメント。
カラーは生け花時代から好きな花のひとつ。
だけれど、扱いには結構手間が掛かるのだ。



茎は花の大きさに綺麗に比例して、
小さな花の茎はスマートだけれど、
大きな花の茎は下に行けば行くほどグラマラス!



水芭蕉にも似ている位だから、どちらかというと水性植物で、
茎には水がたっぷり、と言うことは剣山には挿しづらく
別な植物の茎を、茎に忍ばせて挿す。



水盤を使用する場合は花器が平たくて水かさがないので、
カラー専用の水揚げ器で茎のお尻から水を揚げてあげる。



花入れに活けるときは、茎の太さで花器の大きさを選んでしまう。



カラーだけのブケにするときは、茎をわざと長く見せて個性的に造れる。



アレンジメントのオアシスには挿せないので
やはり硬い茎を忍ばせて活ける。



広げると逆ハート形の花にも一手間加えると
断然美しさが増すのでそうすることが多い。



さて、今日の活け込み、掛かる手間をわかっていても
この花は一種活けのフォルムがまことに美しいので選んでしまった!
あぁ。



写真は明日アップします。