虹を呼ぶ最高の季節
アトリエの窓辺に吊してあるスワロフスキーのサンキャッチャー
それはクリアーでトルネイドの形をしている
今日はいつにも増して部屋中を虹の祝福で満たしている
遠く玄関にまで届く虹、虹、虹
小学校の頃、自転車でしょっちゅう遊びに行ったプリズムを造る工場の裏庭に
壊れていて製品にならないプリズムが捨ててある「プリズムのお墓」があった
私はそこが大好きで、なるべく形を残しているものを拾っては家に持ち帰っていた
それは、覗くと虹が見えてとても綺麗だった
どんな絵本より
可愛いお人形より
小学生の自分にはそれが宝物だったような気がする
社会人になって、最初のボーナスの日
会社に東京から画商がやってきて、お昼休みに絵を見せてくれた
私はボーナスのほぼ全額を使い、佐久間祥史の槍ヶ岳に掛かる虹の絵を求めた
それから30年近く経ち、いまその絵はこのアトリエに飾られている
虹は人を微笑ませ、幸せな気分にさせてくれる
七色の色は
もしかすると、私たちの魂の輝く色なのかも知れない
今この季節が、アトリエに虹を呼び込む一番良い季節
太陽は毎日毎日角度を変えている
そんな当たり前のことが、虹のでかたで判る
忙中閑有
壁に出た虹 eo光さん、ストーンパレット欲しい!