意味のある個人レッスン

お花を通して色々な方に出会えることは講師としての特権です
今まで多くの方と お花を真ん中に置いて対話をしてきました
レッスンの目的は人それぞれでいいのです
中には 悲日常としてのレッスン(癒しの場)という時間を持つ方もいます 
さらにその中には逃避型のお稽古依存症の方もいらっしゃいます
そんな方とは 作品造りをご指導しながら 毎回カウンセリングのようです
私はそれがやがて本当の意味のレッスン…スキル、感性の磨きの場になることを信じて傍にいます


モットーは お花に触れているときの笑顔!それが見たくてレッスンさせていただいています


しかし先日 お子さんのトラブルを抱えていらっしゃる生徒さんとの対話に
私はただならぬ危機感を感じ 師弟関係を逸脱して本気で言葉をぶつけました
お母さんは目を見開き 涙し そして何か気づかれたようです
家から逃れられるように たくさんのサークルやレッスンで手帳を埋めていた彼女は
時間の優先順位のスイッチを切り替え
母として息子を守る自分になる と 自ら約束してくださいました
帰りがけ 私は「簡単に人は変われないです、お母さんの心が変わっても家族は昨日と同じです。元に戻りそうになったらお電話ください。私はいつでも息子さんの代わりにあなたに言います。守って、と。」
私の所にくるのもこれが最後かと思いましたが、自分を確認するためにレッスンに来ます。と言い残しお帰りになりました。
彼女の息子さんが お母さんに素直に感謝する日はきっと来る!


そうなったら本当のレッスンが始まる。
近い将来 この生徒さんは素敵なお花の講師として華を咲かせることでしょう。
楽しみです。