辯天のバッグ!?

吟趣康会でお世話になっている山形の酒蔵「辯天」の
8代目後藤社長の弟さんは、
那須に鞄工房を持つ鞄デザイナーです。


建築家、家具デザイナーを経て
鞄デザイナーになられた。
しかも、素材として目をつけたのが
実家の酒蔵にある、酒袋だった。



酒造りの最後の段階である搾り、に使用していた
木綿製の酒袋は、いま化学繊維が主流になっている。
良く民芸屋や趣味の店に酒袋を使った袋やバッグを見かけるが
あれは素材用として作られたものが殆どだそう。
実際酒蔵で使われていた酒袋には
酒のシミなどで長年かけてつくられた模様があり
それにより、バックにはなんともいえない表情が出る。



デザイナーの後藤さんは、実家が酒蔵である特権を活かし
酒袋を手に入れ、イタリア輸入の上質な牛革とを組み合わせ
誠に素晴らしいバッグを作られている。
ぜひ見にいってください。



追記。
酒蔵に遊びに行ったとき、鞄工房510(ごとーですよ!)の話題になると
後藤社長からは「弟から欲しいと言われるけれど、無いんですわ、酒袋〜」
とたびたびお聞きしていけれど、
今回、弟の後藤デザイナーさんも
「アニキに探してもらっているけれど、
工房にももうちょっとしか無いんですよ、酒袋〜」とおっしゃっていた。
本当に希少価値なんだっ。

開催内容

鞄工房510 後藤敏雄

ギャラリー蒼(sou)

仙台市青葉区中央1−8−31

さくら野 北口向かいビル3階(細い路地です)

℡221−2064

5月16日〜5月25日(金曜)

開催時間 11時〜19時