武士道を現代に生きる時代錯誤の息子が髪を切った

せっかく背中まで伸びたのになぜ?
「意味はない」と
彼は杖道をやっていて初段らしい
時々、刀のつば作りで生きている人のことや
松山町の鍛冶職人の弟子の話をきかせてくれる(同じ居合いの門下生らしい)
息子の愛読書は「武士道」で「インタビューウイズバンパイヤ−」の類で後者は薦められたが私は挫折した
地元の私大で環境土木を学び
通学にはジャズを聴き、最近は葉加瀬太郎を気に入り始めている、はてはて


時々背中に杖を差して道場に通う彼の行く末が楽しみ

しかし髪を切るにもひと騒動
たまたま福島から来仙した母がベランダで切り始めた、そこへ彼の父親が参戦し、二人がかり…
ああでもないこうでもない、そこもっと切ってとか、やりとりは意外に楽しげ
伸ばした理由は何のことはない、小さい頃から息子の頭髪は私が切っていて、
大学入学で手から離したけど、床屋さん嫌いだから今まで伸ばしちゃったみたい
大騒ぎの末、仕上がりは…まあ、散切り頭の浪人って感じかな


一日中風邪で寝込み、熱でうつろながら家の様子をじっと伺えた変な日でした