恋をしてみる

私のだいだい大好きな山、磐梯山
すそ野まで見渡せる美しい稜線。
裏に回れば山頂が吹っ飛んでしまったままの荒々しい火口。
痛ましい姿だからなお、その雄大な包み込む優しさを感じる山。
さしずめおやま界の、背中に傷のあるニヒルダンディってとこかな。


猪苗代湖辺りは年に何度か遊びに行くお気に入りのエリアだ。
それと、磐梯山を眺めるチャンスをあまり外したことがないのはラッキー。


今回は蕎麦の花が満開の畑からの絶好のビューポイントを見つけてしばし対峙した。
観れば観るほど惚れ惚れするじゃん。
真昼の月も出でて、シャッポのような帽子雲、ん?天使の輪っか雲かな、がかかって、
イイ感じイイ感じ。


彼は何も言ってはくれないけれど
大切な役目としての意味である「存在すること」を教えてくれるわ。


毎日ビルばっかり観ていると、
気持ちもちっちゃくなっちゃうからさ、
こうしていそいそと彼氏に会いに行くのも大切なことなのさ。