郷間正観絵画展

山形県中山町にある県指定重要文化財 柏倉九左衛門家の
敷地にある米蔵がギャラリーになりました。
それを記念して「郷間正観絵画展」が行われ、
大盛況のうちに昨日閉幕しました。


私はこのNPOの社員になっていて、
やっとこさ昨日の最終日に駆けつけました。
郷間先生もいらしていて、絵の素晴らしさ、迫力、気高さ…
いったいこの気はどこからくるのか?
郷間先生に対してとても興味が湧き、
柏倉家16代ご当主の桂子さんにお話を伺ったのです。



かいつまむとこうだそう…
郷間先生の父は中国のお医者様、お母様はとても信心深い方、
お婆さまは中国の文人
そう、郷間先生は中国の方。
子守歌は論語、二歳から絵筆を操り質の高い教育を受ける。


約30年前、あの文化大革命で一家にも革命運動の手が伸び
画家である先生は、隠れ住む生活を送っていた。
が、あるとき、占いの人に見てもらったら
「東の国の老女に助けられるであろう…」の言葉で日本へ渡る。
そして色々、様々とあって、その老女(日本のご婦人)の養子になった。


そのころ現在柏倉のご当主である桂子さんに出会い、
柏倉家で数年に渡り絵画展等を開きお世話になられた。
そのころから山形市の文翔館での常設展、
絵画教室などを永年されている。


そしてこの度、柏倉家NPO法人になるということで、
深く暖かい恩返しが始まったのです。
7月からは郷間先生の常設展も!月いちの絵画教室も!


郷間先生の作品は岩手の「鶯宿風の森」でも観られます。
元中曽根総理も先生のフアンだそう。
全国に生徒さんがいて、
作品は日本国のみならず、フランスやアメリカでよく売れるそうです。
8枚屏風絵のお値段は2000万円…
いや、それは観ても素晴らしい国宝級のものです。
作品は娘、愛してくれる家にやりたい…と熱弁。
ここには書けない数々のエピソードは、
郷間先生の人としての器の大きさを物語るばかりです。
そして暖かく大陸的。



このウキウキするような話題…ときどきご報告します。
これからの柏倉文化村…楽しみです。
ぜひ足をお運びください。


私は仙台の窓口やってます!